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第二阪奈有料道路建設に伴う近鉄東大阪線新石切駅付近計測管理

発注者 近畿日本鉄道(株)

 本業務は、第二阪奈有料道路建設に伴い近鉄東大阪線のトンネル下に道路トンネルを築造する工事において実施した計測管理を中心とする施工監理業務です。
 施工方法は、URT受桁またはPC受桁により鉄道ボックス(一部掘割区間)をアンダーピニングし、開削工法で道路ボックスを築造します。掘削による地盤の隆起などの影響で生じる鉄道構造物の変位を現場の計測管理室でリアルタイムに管理しながら、その結果を施工にフィードバックさせる方法(情報化施工)により慎重に進めた結果、列車運行に影響を与えることなく無事に工事を完了することができました。

土木学会関西支部「技術賞」受賞 設計業務に参画

 本工事は、鉄道トンネルを仮受けし、その下に道路トンネルを築造する工事で、問題点としては、仮受する延長が縦断方向に非常に長く、長時間に及ぶことが挙げられます。
 鉄道の安全運行を確保するために、
 ①リアルタイムの計測管理を一元的に実施
 ②多数のジャッキの集中管理
 ③構造物の状況に応じて2種類の仮受工法を実施
が挙げられます。
 これらの着実な施工と24時間体制の計測システムとの綿密な連携によって問題を克服し、工事の全期間にわたって電車を徐行させずに、無事に工事を完了することができました。
 今回の工事は、これから都市空間を活用する上で、貴重なデータを提供できたとともに、将来の大深度地下空間の創造に向けて、必ず役立つものと期待しています。
  • 図面①

    [図面①]

  • 道路トンネルの築造

    [道路トンネルの築造]

  • 図面②

    [図面②]

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